トマトが好きだという話
突然だが、私はトマトがとても好きだ。
料理で何が好き?と聞かれたのにトマトしか浮かばないレベルでトマトが好きだ。
親戚の家に遊びに行けばトマトあるからねと声をかけられる。
いつからトマトが好きなのか自身にさっぱり記憶がないのだけど、この前押入れから発掘された自分の母子手帳に既にトマトが好物として記載されてたのを確認した。
ただ何故トマトが好きなのか自分でもさっぱりわからないので、今思いつく限りトマトのことを書こうと思う。
トマトが好きと言っても地味なこだわりがあって、トマトだったらなんでも無条件で好きだというわけではない。
あくまで「生」のトマトが好きであり、煮たり焼いたりしたものは好きではない。
卵スープは好きだけどトマトは入れないで欲しいし、ピザにもトマトを乗せて欲しくない。
ケチャップなんか論外であんなものトマトの風上にも置かないと思っているが、オムライスは結構好きです。オムライスは許せる。
トマト嫌いな人はしょうがないけど、ケチャップは好きだけどトマトが嫌いという人種は滅んで欲しい。トマトをリスペクトしろ。
サラダに入ったトマトは好きだけど、でもその中でもドレッシングがかかっているものは好きじゃない。
とにかく生の素材の味そのもののトマトが好き。
塩かけないの?と聞かれるが、むしろ塩かけて何になるのかと聞き返したい。
スイカに塩をかけるのは味が引き締まるからとか言うけど、実際味引き締まってんのか?と疑問に感じるし、トマトに塩かけて味引き締まってる感じする?
デザートトマトや高級なトマトや甘い品種のトマトじゃないんだし、そんな塩かけてどうするんだ。
それはもうトマトの味を楽しんでるんじゃなくて調味料の味なのである。許せん。
マヨネーズは論外。
しかしスパゲッティーやパスタはトマトソースを頼んでしまう。
しかも更にめんどくさいのは、生のトマトならなんでもいいわけではなく「生の切ったトマト」が好きなのだ。
プチトマトはあんまり好きじゃない。
あんまりと言っても、塩かけた生の切ったトマトに比べたらプチトマトのが好きです。
プチトマトはたしかに美味しいものもある。
だけど大きさと味わいを長く味わえるのは大きいトマトの方なのだ。
そしてプチトマトの皮は歯にくっつきやすくてたまにめんどくさい。
お昼ご飯を食べたあとに、あああああ皮が挟まった!!!!と悶絶することもよくあるし中々取れない。苦痛。
お弁当に入ってたり出されたら食べるしトマト嫌いの人から押し付けられたら食べるけど、大きいトマトほど喜びはない。
あとヘタの匂いがあまり好きではない。
味に対しては特に好みはなくて、甘くても酸っぱくても美味しいと思う。
1つの食材でこれほど味が楽しめるものってなかなかないし、食べるだけで水分が取れるし皮が厚いと食べ応えがある。
ただトマトを食べ過ぎた弊害なのか、最近余程酸っぱかったり甘かったりしないと食べても味が無なのである。
よくスーパーとかで安売りされてる系のトマトの味は無なのだ。
しゃりしゃりした食感はわかる。味は感じない。
しかしそれでも美味しいと感じているので、多分トマトという概念が好きなのかもしれない。
記憶が残ってない赤ちゃん時代に食べたトマトから、ずっとトマト好きでしょうといわれ続け刷り込みのようにトマトが好きなだけで本当はあまり好きではないのかもしれない。
トマトという存在に執着しているだけなのかもしれない。
そこらへんはもう自分でもよくわからないのだが、前に書いたように好きな料理何?と聞かれてトマトが真っ先に思い浮かぶので多分好きなんだと思う。
好きなんだと信じたい。トマトは美味しい。